オンライン・シンポジウム「日韓ソ映画における団地イメージの変遷」
開催日時:2022年2月5日(土)15:00-18:00
開催方式:Zoomウェビナー(参加登録制・先着500名迄)
発表者:今井瞳良(山形県立米沢女子短期大学)、崔盛旭(明治学院大学)、本田晃子(岡山大学)
コメンテイター:大山顕(写真家、ライター)〈敬称略〉
プログラム:
15:00-15:40 趣旨説明・発表1
本田晃子「ソ連映画に見る集合住宅フルシチョーフカ、ブレジネフカ」
15:40-16:20 発表2
今井瞳良「団地映画は日本の戦後を映してきた」
16:20-17:00 発表3
崔盛旭「独裁の団地から団地の独裁へ――映画に見る韓国の屈折した「住居」政治」
17:00-17:10 休憩(10分)
17:10-18:00 全体討議・質疑応答
概要:
日本では「団地」と呼称される鉄筋コンクリート造の積層集合住宅は、戦後の東西冷戦による国家間の対立にもかかわらず、イデオロギー的分断を越えて世界のあらゆる場所に建設された――あたかも国際共通言語のように。
本シンポジウムでは、団地が特に重要な社会的役割を果たした日本、韓国、ソ連の各国で、団地という空間やそこにおける生活様式の推移が、映画というメディアにおいてどのように描き出されてきたのかを論じる。その上で、各国映画の団地イメージには、どのような異なる/共通の問題があったのかを明らかにしていく。
主催:
岡山大学文学部プロジェクト研究「イメージの人文学」