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ロシア文学会会費について
(正会員向け)

(2020年8月28日)

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(銀行振込の場合)
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金融機関コード:9900
店番:019
店名:〇一九(ゼロイチキュウ)
預金種目:当座
口座番号:0006507

日本ロシア文学事務局
 

日本ロシア文学会事務局

Сектретариат ЯАР

〔書記〕
〒060-0809
札幌市北区北9条西7丁目
北海道大学
スラブ・ユーラシア研究センター
安達大輔研究室内

〔庶務会計〕
〒102-8554
東京都千代田区紀尾井町7-1
上智大学外国語学部
秋山真一研究室内

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中村唯史 新会長よりご挨拶

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日本ロシア文学会会員のみなさま、こんにちは。令和3年10月30日筑波大学・オンライン方式で開催された日本ロシア文学会総会で会長に選出されました中村唯史です。長い伝統を持つ本学会の会長という大役を思いがけなく務めることとなり、責任の重さを痛感しています。

学会の活動の基本は、学会員の交流と意見・情報の交換・発信の場であり続けることでしょう。学会誌の発行と全国研究発表大会が活動の軸ですが、日本ロシア文学会ではそのいずれも、歴代の学会誌編集委員会、大会組織委員会と大会実行委員会のご尽力のおかげで充実しています。個々の学会員の著書や活動、種々の企画の情報が掲載、周知されるホームページも、広報委員会のご創意でまもなく新しくなる予定です。私たちの学会は現在、その役割を果たしていると思います。
 

第71回大会ならびに2017-2021年度の総括 前会長 三谷惠子

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2021年11月7日

2021年度の日本ロシア文学会全国大会は、去る10月30日、31日に筑波大学を開催校として、オンライン形式で行われました。
大会前日の10月29日には、ソ連崩壊から今日に至る30年の旧ソ連圏の文化と社会をテーマとしたプレシンポジウムが、筑波大学人文社会系(「日本財団中央アジア・日本人材育成プロジェクト」)との共催で実施されました。こちらもオンラインでしたが、YouTubeでの同時配信も含めて、400名の視聴者を集めるという画期的な催しとなりました。プレシンポジウム終了後もYouTube動画を配信し、11月7日現在で延べ720名以上の視聴者数を記録しました。ソ連およびポスト・ソ連の文化・社会に対する関心の大きさを痛感する機会であったと思います。充実した企画を準備してくださった実行委員会ならびに多大なご協力を賜った筑波大学関係者のみなさまに、心から感謝いたします。
 

第 70 回定例総会・研究発表会と 2019/2020 年の学会をふりかえって


第70回定例総会・研究発表会(大阪大学・オンライン大会)と
2019/2020年の学会をふりかえって
PDF版

日本ロシア文学会会長 三谷惠子
2020年11月5日

 日本ロシア文学会第70回定例総会・研究発表会は、10月31日、11月1日の2日間、オンラインで開催され、総会およびすべての研究発表を予定どおり終了しました。
 昨年の早稲田大学で行われた総会で、2020年70回大会は大阪大学を会場として開催すると決まり、以後、2020年大会実行員会の皆さんには、会場の下見、予約、プレシンポの計画など、今大会に向けた準備を始めていただいたところでした。しかしながら、今年の春先からの新型コロナウィルス感染症の拡大により、状況が一変しました。
 

2019年全国大会を終えてー2018/19年度の総括とともに 会長 三谷 惠子

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2019年11月1日

2019年の日本ロシア文学会第69回定例総会・全国大会は、10月26日、27日の2日間、早稲田大学国際会議場にて開催されました。大会前日にはプレシンポジウムとして、中世ロシアにおける「正しさ」をテーマとした講演が行われ、朝からの大雨にもかかわらず、70名ほどの聴衆が集まりました。ロシア語の講演に日本語通訳がついたこともあり、講演後には活発な質疑応答も交わされました。文化依存の概念としての「正しさ」は、時代や社会とともにその定義も実践の形も変化しますが、足の負傷にもかかわらず松葉杖とともに来日し講演してくださったアレクサンドル・ボブロフ氏(プーシキン館)の姿は、困難な中でも責務を誠実に果たすという、人間にとって普遍的な正しさのあり方を示していたように思います。
 

2018年のロシア文学会(第68回大会報告をかねて) 会長 三谷惠子

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2018年のロシア文学会全国大会は、10月26日(金)のプレシンポジウムを皮切りに27日(土)、28日(日)と、名古屋外国語大学を会場として開催されました。

プレシポジウム『カタストロフィの想像力とロシア文化』では、作家の平野啓一郎さんによる記念講演、また亀山郁夫名古屋外国語大学学長ならびに本学会員の中澤敦夫氏、乗松亨平氏の3名によるシンポジウムが行われました。平日夕方の開催にもかかわらず150名ほどの聴衆が集まったのは、講師陣の豪華な顔ぶれのためばかりではなく、「カタストロフィ」という、さまざまな意味で今日的な問題がテーマであったということにもよるでしょう。
 

三谷惠子 新会長よりご挨拶「さらに前へ―ひるまず、けれどしなやかに」


日本ロシア文学会会員のみなさま、こんにちは。平成29年10月14日上智大学で開催された日本ロシア文学会総会で新たに会長に選出されました、三谷惠子です。長い伝統をもつ本学会の会長という思いもよらぬ大役を仰せつかり、その責任の重さをひしと感じています。

4年前に望月哲男前会長が会長に就任してから、日本ロシア文学会は、その前の沼野充義元会長の掲げた“開かれた学会、魅力ある学会”という路線を継承し、いっそう活気ある学会へと発展しました。全国大会は毎回盛況で、多様な研究発表と会員の活発な意見交換の場となり、とくに若手の方々の堂々とした発表ぶりは驚くばかりです。学会誌関係でも、大平陽一編集委員長の発案のもといくつかの改正が行われ、『ロシア語ロシア文学研究』はこれまで以上に学術雑誌として充実したものになりました。また、野中進現事務局長が国際交流委員長であったときに提案された全国発表大会での国際参加枠も、いまだ試行錯誤の段階であるとはいえ本学会大会の中に定着しつつあります。学会ホームページは古賀義顕広報委員長の取り組みのおかげで、つねにさまざまな情報が更新される状況になっています。このほかここに直接お名前をあげることのできない多くの会員の協力によって、学会の活動は今日に至っています。しかしそのいずれも、望月前会長のみごとな采配ぶりが背後になければ実現できなかったであろうことは間違いありません。
 

2017年のロシア文学会(前会長報告と挨拶) 望月哲男


おかげさまで2017年もロシア文学会は順調な活動をしてきたように思います。新しい取り組みとして、三谷惠子副会長の企画による学会主催第1回公開シンポジウム「ロシア文化、その魅力と鑑賞法」が7月8日に行われ、160名を超える聴衆を得て成功裏に終了しました。また中村唯史副会長を中心にしたロシア文学大事典WGが発足し、将来の世代のモデルとなるような事典の編纂に向けて、活発な活動を開始しています。もちろん平素の研究・教育活動や出版などにおける会員の皆様の活発なご活躍ぶりは、学会ホームページその他からもうかがえるところです。最近ではたとえば、会員の澤田和彦さんがゴンチャローフ記念国際文学賞を受賞されたこと、上智大学の村田真一さんがザポロージエの古典私立大学から栄誉教授の称号を得られたこと、野町素己さんが日本学術振興会賞と日本学士院学術奨励賞をダブル受賞されたなど、皆で喜ぶべき朗報も続々と聞こえます。
 

枠を広げて:札幌での第66回大会を振り返って 学会長 望月哲男


このたび北海道大学で行われた日本ロシア文学会第66回大会(2016年10月22・23日)は、研究発表会の風景の刷新という意味で、記憶すべき催しとなりました。

一番の特徴は、昨年度から導入された国際参加枠での発表者の増加で、前回大会ではロシアからの1名だけだったこの枠での発表者が、今回ロシア、韓国、台湾から計8名と一挙に増えました。その他企画パネルへの参加者も含めると、国外からの大会参加者は総計11名に上りました。国内の会員による個別発表や企画パネルもきわめて多く、結果的に、個別発表総数48、企画パネル数4(ブロック数計23)という規模になりました。昨年度は個別発表総数29、企画パネル数2でしたので、7割ほど発表数が増えた計算になります。

 

2015年のロシア文学会(11月大会報告をかねて) 学会長 望月哲男


2015年には、われわれロシア文学会の活動に関連して、いくつかの記念すべき出来事がありました。

6月6日には、日本のスラヴ・ロシア言語文化研究の発展と制度化に多大な貢献をされ、1975年から81年までロシア文学会会長を務められた木村彰一先生の生誕100周年記念シンポジウムが、日本スラヴ学研究会とロシア文学会の共催で行われました。「師としての木村先生」「今に生きる木村先生」という二つの切り口から、研究者及び教師としての先生の姿勢と、そのお仕事の大きな意味について、熱気に満ちた意見交換がなされました。
 

> 2015年のロシア文学会(11月大会報告をかねて)

望月哲男(北海道大学)


2015年には、われわれロシア文学会の活動に関連して、いくつかの記念すべき出来事がありました。

6月6日には、日本のスラヴ・ロシア言語文化研究の発展と制度化に多大な貢献をされ、1975年から81年までロシア文学会会長を務められた木村彰一先生の生誕100周年記念シンポジウムが、日本スラヴ学研究会とロシア文学会の共催で行われました。「師としての木村先生」「今に生きる木村先生」という二つの切り口から、研究者及び教師としての先生の姿勢と、そのお仕事の大きな意味について、熱気に満ちた意見交換がなされました。

 

> 学会長からのご挨拶

望月哲男(北海道大学)


日本ロシア文学会は、ロシア語・ロシア文学をはじめ、ロシアの文化にかかわる様々な領域を専門とする者たちの組織です。日本におけるロシア文化研究の発展を中心目的としていますが、その活動は狭い意味での学問研究ばかりでなく、教育、翻訳・紹介、普及、交流など、多様な領域にわたっています。会員数は2013年12月現在476名。決して大きな学会とは言えませんが、二葉亭四迷や昇曙夢などの翻訳・紹介を通じてゴーゴリ、ツルゲーネフ、ドストエフスキー、トルストイらの作品が明治文壇に大きな影響を与えて以来、ロシア語・ロシア文化の受容や研究が脈々と現在まで続いていることを物語る、意味深い数字だと思います。

 

哀悼


日本ロシア文学会を代表して、このたびの東日本大震災の犠牲者の皆さまへの深い哀悼の意を謹んで表明させていただきます。私たちが自分の専門的能力や知識を生かしてできることは残念ながらわずかですが、それでも、私たちはひとりひとりが自分にできることを通じて、被災者の皆さまの支援と日本の復興のために尽していく覚悟を固めています。

また、ロシアの数多くの同僚や友人たちからだけでなく、ほとんど世界中の同僚の皆さまから寄せられた温かい激励の言葉に対して、厚くお礼を申し上げます。「私たちは皆あなたたちといっしょです」という単純な言葉がこれほど人間的に大事な意味を持つということを私たちは初めて知り、その連帯の気持ちに強く打たれています。


   2011年3月19日
   日本ロシア文学会会長 沼野充義

 

会長よりご挨拶

沼野充義(東京大学)


2009年10月、新会長に選ばれたとき、とっさに思ったのは、私のような若僧ではとても務まらないのでできることなら辞退したい、まだ「上がり」にはなっていないはずなので、もうちょっとの間、磨り減りかけた脳みそをふりしぼってでも現役の研究者・教師でいたい、ということでした。
 しかし、大学における人文系の学問が劣勢に追い込まれ、「国際化」という掛け声がますます喧しくなっていくのに、英語以外の外国語や外国文学全般を研究することの意義がかえって社会的に軽視されていくこの時代であるだけに、日本ロシア文学会のような「少数派」の――絶滅危惧種とは申しませんが――ディシプリンを頑固に守ろうとする学会の会長をお引き受けすることは、やりがいのある大事な仕事に違いない、と思い直した次第です。

 

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関東支部報 第40号(2022年)
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関西支部報 2020/2021 (No.2)
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