ロシア軍のウクライナ侵攻への抗議声明
文学や芸術は、人間が感情や思考を存分に表現するために存在します。言語、思想、文化の発展のためには、平和で自由な人的・知的交流が不可欠です。しかし今、ウクライナでは、人々の思考も感情も恐怖と悲しみに凍りつき、暴力と分断と抑圧の事態が進行しています。
私たちはロシア軍のウクライナ侵攻を非難するとともに、犠牲者の苦しみと悲しみに思いを致します。この事態を深く憂慮し、ロシア政府に軍の即時撤退を求めます。
ウクライナに尊厳ある平和を。私たちは、戦争に反対するウクライナとロシア、全世界の人々との連帯を表明し、こうした人々すべての権利と自由が護られることを望みます。いっさいの暴力と抑圧に強く抗議します。
日本ロシア文学会 理事会
会長 中村唯史