このたび、2022年7月30日・31日に、国際シンポジウム「吼えろアジア 東アジアのプロレタリア文学・芸術とその文化移転 1920-30年代」を開催することとなりました。
対面およびオンラインでの開催となり、日本語・英語2カ国語での同時通訳を提供します。社会主義文化・プロレタリア文化にかかわる各地の研究者が、地域的な枠を超えて交流し、知見を交換する貴重な機会となります。ぜひご参加下さいますようお願い申し上げます。
なお、たいへんお手数をおかけいたしますが、ご参加の際には事前登録にご協力をお願いいたします。
主催:国際シンポジウム「吼えろアジア」実行委員会
(世話人)鴨川都美・越野剛・田村容子・鳥木圭太・内藤由直・村田裕和・和田崇
■企画趣旨
第1次世界大戦後、世界各地に広まった革命運動は、それぞれの国・地域においてアヴァンギャルド芸術やモダニズム芸術などと交わりつつ、独自のプロレタリア芸術運動・革命芸術運動を形成しました。
それらの芸術運動では、各地の国や地域とのあいだで、人物・イメージ・様式・作品・イデオロギーが複雑に流通しました。ここには、人物の交流、イメージや様式の加工編集、作品の2次的利用、イデオロギーの転用などが含まれます。
またこれらの文化移転は、東アジアの内部でも、それぞれの国や地域の内部(都市と地方)においても活発に行われ、さらには、ジャンル・イデオロギー・言語を越境するかたちでも行われました。
このシンポジウムでは、そうした人物・イメージ・様式・作品・イデオロギーの文化移転の様相に注目して、5つのセッションを設けて討議を行います。
2022年7月30日 13:00-17:00
Session 1 セルゲイ・トレチャコフ
Session 2 村山知義
2022年7月31日 10:00-17:00
Session 3 ジェンダー、セクシュアリティ、労働
Session 4 移民、植民地、東アジアの表象
Session 5 翻訳、プロパガンダ、アダプテーション