●2003年度(第53回)定例総会および研究発表会

2003年度定例総会および研究発表会は,大阪外国語大学を主会場に11月1日(土)〜2日(日)にわたって開催されました。なお,これに先立ち,ペテルブルグの魅力をテーマに据えたプレ・シンポジウムも開かれました。

プレ・シンポジウム <ヴィヴァ! 聖ペテルブルグの魅力を語る>

日時:10月31日(金)18:30〜21:00
場所:大阪国際交流センター
 
挨拶
  川端香男里(日本ロシア文学会会長)
  О・В・イワノフ(駐日ロシア総領事)
パネル・ディスカッション
  望月哲男(北大)
  沼野充義(東大)
  坂内徳明(一橋大)
  亀山郁夫(東外大)(司会)

2003年度日本ロシア文学会 定例総会・研究発表会日程

場所:大阪外国語大学
〒562-8558 大阪府箕面市粟生間谷東8−1−1
 
第1日:11月1日(土)
 10:30〜10:45   開会式
 10:45〜12:25 研究発表会
 12:30〜12:55 各支部総会
 13:00〜14:15 拡大理事会
 14:20〜16:40 記念セッション
 16:45〜18:15 総会
 19:00〜21:00 懇親会
 
第2日:11月2日(日)
 10:00      開会  10:00〜11:40 研究発表会
 11:45〜12:40 各種委員会
 12:45〜15:35 研究発表会

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研究発表会(テーマ・発表者)

第1日(午前)
第1会場(A204)

1:10:45−11:15
主人公の登場 ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』試論
石原公道(早大院)
 
2:11:20−11:50
E.ザミャーチンと聖者伝文学
佐伯郁智(東大院)
 
3:11:55−12:25
ダニイル・ハルムスの後期作品に見られる「奇跡」の概念
本田登(東大院)
 
第2会場(A208)
1:10:45−11:15
ドストエフスキー作品における「子供期」とその精神発展
尾松亮(東大院)
 
2:11:20−11:50
ドストエフスキーにおける「大洋」の譬え:思考の伝達の問題
加藤純子(阪外大)
 
3:11:55−12:25
ドストエフスキー『白痴』における二つの筋について
岡本法子(北大院)
 
第3会場(A203)
1:10:45−11:15
ロシア語の格における融合と格理論〜格の生得性〜
野口卓眞(神戸外大院)
 
2:11:20−11:50
否定疑問文の「推測」の意味
前田ひろみ(京大院)
 
3:11:55−12:25
テンス−アスペクトと「話者の時間認識」 ― 一般理論的枠組みとロシア語の固有性
向山珠代(京大院)
 
第4会場(A209)
1:10:45−11:15
ブィリーチカにおける解釈概念としての妖術師、魔女とドモヴォイ
山田徹也(早大院)
 
2:11:20−11:50
チャストゥーシカのジャンル的特徴としての演劇性
熊野谷葉子(慶応大)
 
3:11:55−12:25
И. А. フェドソーワの葬礼泣き歌に現れる鳥のイメージとその機能について
中堀正洋(創価大院)
司会:佐藤靖彦
 
記念セッション
<若き人工都市ペテルブルグは、いかにして学術・文化情報の発信地となりえたか>
 
時間:11月1日(土)14:20〜16:40
場所:A213
 
報告者:
 三谷恵子(京大)      言語学から
 郡伸哉(中京大)      文学から
 鈴木正美(稚内北星学園大) 芸術から
 Ю. ミハイロヴァ(広島市大)  東洋学から
対論者:
 橋本伸也(広島大)
 楯岡求美(神戸大)
司会:
 望月哲男(北大)

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第2日(午前)
 
第1会場(A204)

1:10:00-10:30
アンドレイ・ベールイ『吹雪の杯』における時間の克服
発表者:和田幸一(東大院)
 
2:10:35-11:05
レオーノフ『泥棒』の改作とテクスト構造の関係
田中まさき(東大院)
 
3:11:10-11:40
アレクセイ・トルストイの立場とスターリン体制
横田真紀(阪外大院)
 
第2会場(A208)
1:10:00-10:30
日本におけるロシア文学翻訳の一側面―ブーニンを中心に
望月恒子(北大)
 
2:10:35-11:05
レーミゾフの「画」と「文字」
小椋彩(東大院)
 
3:11:10-11:40
ロシアにおける癲癇のイメージ
越野剛(札幌学院大)
 
第3会場(A203)
1:10:00-10:30
Восприятие японцами русских бифонемных сочетаний
Шатохина Г. С.(東京ロシア語学院)

 
2:10:35-11:05
Уточнение грамматического материала начально−базового курса русского языка для японских учащихся
Клочков Юрий
(駒沢大)
 
3:11:10-11:40
К проблеме адаптации материалов ТРКИ для японской аудитории
Жданов В. Н. Юрмакова С. А.
(札幌大)
 
第4会場(A209)
1:10:00-10:30
司馬遼太郎の日露戦争観―『坂の上の雲』における戦争観の変化と徳富蘆花のトルストイ観
高橋誠一郎(東海大)
 
2:10:35-11:05
太田覚眠における「時間軸のずれ」(タイムラグ)の問題―「乃木将軍の一逸詩」をめぐって
松本郁子(京大院)
 
3:11:10-11:40
海賊にされた海軍士官フヴォストフとダヴィドフーフヴォストフ・ダヴィドフ事件とゴロヴニン事件
有泉和子(東大史料編纂所)

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第2日(午後)
 
第1会場(A204)

1:12:45-13:15
アンドレイ・シニャフスキーの発見―アブラム・テルツと誇張された嘘
中野幸男(東大院)
 
2:13:20-13:50
ヴェネディクト・エロフェーエフ『ワルプスギスの夜、あるいは総督の足音』における「悲劇」に関する考察
神岡理恵子(早大院)
 
3:13:55-14:25
身体を作る言葉―トルスタヤ的小説空間を「聞く」ということ
高柳聡子(早大院)
 
4:14:30-15:00
K・ヴァギノフ「СОПОСТАВЛЕНИЕ」の詩学
八木君人(早大院)
 
5:15:05-15:35
19世紀末の出版状況 スイチン出版社の『ゴーゴリ著作集』
大野斉子(東大院)
 
第2会場(A208)
1:12:45-13:15
プーシキン『青銅の騎士』の世界観について
杉野ゆり(阪外大)
 
2:13:20-13:50
対話するオードとエレジー
鈴木健司(早大院)
司会:浅岡宣彦
 
3:13:55-14:25
トゥルゲーネフと幻想小説
飯田梅子(東大院)
 
4:14:30-15:00
19世紀ロシア小説における異性愛主義―チェルヌィシェフスキー再読
増田悟(日大)
 
5:15:05-15:35
В. М. ガルシンとН. К. ミハイロフスキー
大山麻稀子(千葉大)
 
第3会場(A203)
1:12:45-13:15
Русский мир≫ как страноведческая дисциплина
Орлянская Т. Г.
(北大)
 
2:13:20-13:50
ロシア語形態情報タグ付加プログラム
山田久就(東大院)
 
3:13:55-14:25
「活動する」をとりいれたロシア語授業
伊藤美和子(神戸大院)
 
4:14:30-15:00
疑問詞疑問文と yes-no 疑問文のイントネーションパタン
五十嵐陽介(東外大院)
 
5:15:05-15:35
開かれた言語体系を求めてー1920年代ロシアの言語学の展開
朝妻恵里子(東大院)
 
第4会場(A209)
1:12:45-13:15
終末論に抗するグロテスクーバフチン『ラブレー論』研究
杉谷直明(阪外大院)
 
2:13:20-13:50
ボリシェヴィズムと精神分析―ザルキントの思想を中心に
岩本和久(稚内北星学園大)
 
3:13:55-14:25
レフ・バクストを起点に世紀転換期の身体観について考える
草野慶子(早大)
 
4:14:30-15:00
ロシア系ユダヤ人アーティストの現在
鴻野わか菜(千葉大)
 
5:15:05-15:35
東方ユダヤ史から見たマルク・シャガール
角伸明(同志社大)
 

ポスター・セッション
携帯端末(PALM機)における露和辞典の可能性
 
時間:全期間にわたって展示
場所:A2F廊下
責任者:上原順一(大阪外国語大学)

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